製品情報高耐熱技術

過酷な環境下でも安定動作を実現するプローブ
一般的なコンタクトプローブでは、バネ材としてピアノ線(SWP)が用いられ、常温環境では十分な荷重を維持できます。しかし、高温環境下ではピアノ線の荷重が低下し、規格上必要な接触圧を確保できない場合があります。従来はSUS 材を採用することで改善していましたが、200℃以上では依然として荷重低下が課題となります。精研では、この問題を解決するために、300℃耐熱のバネをはじめとした高耐熱仕様の部品を組み合わせることで、プローブ全体の性能と耐久性を飛躍的に向上させる技術を提供しています。


特長と強み
01 高温環境でも安定動作
300℃耐熱のバネを採用しており、過酷な温度条件下でも規格に沿った荷重を安定的に維持します。


02 発熱を抑えた高耐熱プローブ
プローブ自体に大電流を流す際の発熱にも対応します。高耐熱仕様のバネが、発生する熱を効果的に耐え、安定した測定を可能にし、電流負荷による温度上昇時も、測定結果のばらつきを最小限に抑えます。
03 特殊条件にも対応
お客様の多様な要求に応じ、非磁性などの特殊条件にも柔軟に対応したプローブのカスタム製作が可能です。
用途例

- パワーデバイス
- 高温試験用IC評価システム
- バーンインテストなど