課題・要望
お客様は、開発段階で試料の検査のための治具を検討していましたが、資料が研究所レベルで作成されており、サイズにばらつきがあるという問題がありました。また、当てられるパッドの数の変更も想定されており、柔軟な対応が求められていました。
精研からの提案
ハンドプレス機を使用し、微調整可能なステージを導入することで、各試料にプローブがしっかりと当たるようにしました。パッドの外形や位置に合わせてプローブボードを作成し、いつでも交換できる治具をご提案します。これにより、試料のばらつきにも柔軟に対応できるようになります。
改善・実現したこと
資料のばらつきに対応するため、ハンドプレス機のステージを固定する方法を設け、X軸・Y軸の調整に加えて、θ（角度）の調整も可能なステージを設置しました。これにより、微調整が必要な検査に対応できるようになりました。また、プローブボードは想定される資料のアレンジに合わせて作成し、検査を効率化するために基板に配線を通し、コネクタもお客様の要望に合わせて設定しました。
用途
開発段階でのサンプル検査に使用されます。特に、微調整が必要とされる精密な検査に最適です。
精研は、お客様の具体的な要望や課題に対して、最適な治具を提案し、柔軟に対応できるソリューションを提供します。開発段階での検査治具はもちろん、製品開発後の検査や調整にも対応可能であり、長期的なサポートを提供いたします。これにより、技術の進化に伴い変化するお客様のニーズに、常に応え続けることができます。